最近の気になったニュース
今週の更新~。
気になったニュースを挙げる。(自分メモ)
個人的気になったニュース一覧
マクドCEO解任
別に社内恋愛ぐらい良さそうやけどこの辺は日本文化との違いか。
仮想通貨仕込み時に見えなくもないが
仕込み時に見えなくもないがぼちぼち割ったらいけんところにきそう。
NTT優待新設
楽天Lyft減損
最近の米国IPOは調子が悪い印象。
武田はシャイアーにかける感じなのかな
官僚はどうなのだろうか
なんかちょっと前にZHDとかゆってたのはこれの布石か
為替関連で読ませていただいた記事
www.artisticinvestmentstrategy.com
実効実質為替レートに関しては、非常に興味があるところで、これまでの日本企業の好業績は、円安のおかげであったと考えられる。
そのシナリオが崩れた時にどうなるかが非常に興味のあるところではある。
また、最近流行ってる米株を無思考で買い増ししていく手法に関しても、現在パフォーマンスがよいのは為替のおかげもあるのではないか?とも思える。
それにしても、円安すぎひん?
適時開示: NISA制度の下方修正についてwww
謎制度すぎてもはや草www
バリュー株の方が日経平均とかTOPIXとかよりも低ボラなことが多いのに、投信が低リスクっていうのもイマイチ理解できない。
制度作った人は、経済学の市場リスクと個別リスクと低リスク資産と高リスク資産の最適ポートフォリオの勉強とかだけしてそうw
しかも、これ投信に20万円つっこんでからじゃないと個別株に突っ込めへんとかwww
まぁ、株の素人が株の制度作ったらあかんっていう典型例やね。
国も別にプログラミングのプロじゃないのにプログラミング必修化とかwその事例然り。
マジで国は何がしたいんかよくわからんw
「自分たちは、この分野に関しては無知なので教えてください。」って出来ひんのかな。
東大卒でエリート街道一直線ともなると、まぁプライドの塊みたいなもんやろうからこうなっちゃうもんなんかなぁ...。残念...。
あとは、いろいろ
気になったワード一覧
マネタリーベース
わかりやすかった。
経済系に関しては、あまり勉強せずにいようと思っていたのだが、不動産賃貸業を勉強した時に金利等を考慮せざるを得なくなって、外国株投資するときにも役立つという事で経済系の知識も入れた。
2段階買収
スクイーズ・アウト
ニクソンショック
RVH(ミュゼとか)
【TOB投資法】 親子上場で子会社のPBR<1企業をまとめてみた vol.3
バリュー投資家の最強のカタリストであるTOB(Take Over Bit)
これらが起こりそうな企業を予想してみて、どのような企業が可能性が高いだろうかという事で「親子上場を行っている会社でかつ、PBR<1の企業」というものに注目してみた。
なぜ、このような企業のTOBの可能性が高いかと考えるかというと、
下の記事でもあげているように以前から東証が親子上場への懸念を持っており、東証1部の条件変更等が、いろいろと面倒くさいので「もうTOBかけて上場廃止にしよう」というマインドになっているのかもしれない。と考えたからである。
このようなことが原因であるのか定かではないが、最近日立グループをはじめとして東芝も親子上場の解消が目立ってきているからである。
という事で、割安な子会社を持っている親会社が、いっその事TOB仕掛ける可能性に掛けるのも悪くはないかと思われる。
あまりにも親子上場の会社が多すぎるので記事をシリーズ化して更新していく。
このシリーズの前バージョンは以下
- 親子上場で子会社PBR < 1の企業一覧
親子上場で子会社PBR < 1の企業一覧
注目すべきと考えるポイント
時価総額
子会社の方が大きいと買収が難しいのではないかと個人的に思う。
最近では、武田薬品工業がシャイアーを買収するなど自社と同じぐらいの時価総額の会社を買収する事例もあるが、基本的には小型の会社を買う方が気楽にできるだろう。
(そもそも武田の買収は、若干 苦しまぎれ感も否めないが...。)
内定先企業もここ数年で上場企業を2社買収しているが、その2社のうち大きい方の会社でも自社の時価総額の1/5の時価総額であったので、身の丈に合っているかどうかも重要であると考える。
しかし、あまりにも規模の違いがありすぎると逆にTOBを仕掛けるコストパフォーマンスが悪いので、自社の1/5~1/10ぐらいの規模がベストなのかなぁと思う。
子会社の収益力 > 親会社の収益力ではないか
これを確認するために、ROEとROAを並べてみてみる。(売上高営業利益率も見るべきかな?)
買収を行う親会社の気持ちになって考えてみると資金を投下するという事なので、どうせなら資金効率の良い方に投下したいはずである。
ということで、親会社の収益力よりも子会社の収益力がよいなら、自社の事業に投資を行うより、割安で収益力の高い事業を買収したいと考えるはずだと考えた。
親会社のキャッシュが余っているかどうか (親会社の財務力)
基本的には、銀行からの借り入れで買収をかけるのが普通ではあるが親会社にTOBを仕掛けることのできる余裕があるかどうかを確認しておく。
過去に親会社が子会社へのTOB実績があるか
過去にこのような事例があるとその時の状況を調べることが出来る。さらに、過去にも行っているのでこれからも行うのではないかという憶測が出来る。
シード平和(1739)
基本情報
時価総額: 39.9億円
PBR: 1
ROE: 22.5-25.8%
ROA: 3.9-4.9%
親会社: 三栄建設設計(9052)
時価総額: 292億円
PBR: 0.81
ROE: 14.9-16.7%
ROA: 4.6-5.2%
現金同等物: 267億円
コメント
子会社の財務がちょっとパンチ効きすぎかな。一旦放置で。
山陽百貨店(8257)
基本情報
時価総額: 20.2億円
PBR: 0.76
ROE: 13.1-14.5%
ROA: 1.9-2.3%
親会社: 山陽電気鉄道(9052)
時価総額: 450億円
PBR: 1.24
ROE: 5.9-6.3%
ROA: 2.3-2.6%
現金同等物: 77億円
コメント
我らが山電ですね。
これもまぁまぁ財務のパンチ強め。ただ、業績はそこそこ安定。
昨年度の決算は、どうやら大幅上方修正したみたい。
親会社の山電が昔調べた時グローリーの株をかなり持っていた記憶がある。
子会社の方は一応スルー。
日本伸銅(5753)
基本情報
時価総額: 26.2億円
PBR: 0.42
ROE: 10.0-12.6%
ROA: 6.1-6.9%
親会社: CKサンエツ(5753)
時価総額: 252億円
PBR: 0.75
ROE: 10.1-10.6%
ROA: 5.8-6.0%
現金同等物: 14.3億円
コメント
まず驚いたのが、TOPIXとの株価の動きが非常に似ている。
子会社のCF業績が非常に不安定で配当利回りが低いことにも納得。
上級者向けの銘柄かな。スルー。
NIPPO(1881)
基本情報
時価総額: 2171億円
PBR: 0.79
ROE: 7.8-7.9%
ROA: 4.9-5.3%
親会社: JXTGHD(5020)
時価総額: 1兆4270億円
PBR: 0.58
ROE: 11.4-12.3%
ROA: 3.5-3.8%
現金同等物: 3769億円
コメント
そこそこ大型株だな。親会社は、JXTGホールディングスで大企業。
子会社の方は、就職先企業と同じJPX400採用銘柄。
業績もほどほどに安定傾向だが、最近裁判してるみたいで敗訴してる。
ただ、子会社の方も財務も悪くなく、安定経営を行っているいい印象。
値上がり要素が特になさそうなのだけが難点。
優良銘柄としてウォッチリストへ。
宇徳(9358)
基本情報
時価総額: 215億円
PBR: 0.78
ROE: 6.4-8.0%
ROA: 4.7-5.6%
親会社: 商船三井(9104)
時価総額: 3010億円
PBR: 0.68
ROE: 5.2-7.8%
ROA: 1.3-1.9%
現金同等物: 1191億円
コメント
商船三井子会社。
子会社の財務は悪くはなく、業績もそこそこ安定傾向。
最近は、上方修正している。
大株主にBBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズ、光通信、ノルウェー政府。
TOBの確率は低そうではあるが、株主を見た感じ、同じ投資スタイルのファンドが2つもあるので一応ウォッチリストへ。
ダイビル(8806)
基本情報
時価総額: 1198億円
PBR: 0.86
ROE: 4.5-4.6%
ROA: 1.9-2.0%
親会社: 商船三井(9104)
時価総額: 3010億円
PBR: 0.68
ROE: 5.2-7.8%
ROA: 1.3-1.9%
現金同等物: 1191億円
コメント
子会社の営業利益率がえぐい。
賃貸不動産業なので、割安が続いている。
最近は増配傾向。自社株買いしても良さそうだが。
CFは、投資CFが毎年凄くて攻めた経営してる印象。ただ、財務はそこそこ良い。
優良株としてウォッチリストへ。
昭光通商(8090)
基本情報
時価総額: 68.0億円
PBR: 0.75
ROE: 17.4-19.2%
ROA: 2.5-3.0%
親会社: 昭和電工(4004)
時価総額: 3994億円
PBR: 0.87
ROE: 18.3-27.9%
ROA: 8.4-10.4%
現金同等物: 1128億円
コメント
収益力は、親会社の方が大きいので特になさそう。キャッシュリッチではあるので可能性としては0%ではないか...。
ひとまずスルー。
ウェッジHD(2388)
基本情報
時価総額: 36.5億円
PBR: 0.55
ROE: -5.3-0.9%
ROA: -0.8-0.1%
親会社: 昭和HD(5103)
時価総額: 38.9億円
PBR: 0.72
ROE: -5.2- -5.1%
ROA: -0.6%
現金同等物: 149.1億円
コメント
親会社の時価総額とほぼ同じである上に債務超過状態になっていた。
スルー。
信越ポリマー(7970)
基本情報
時価総額: 547億円
PBR: 0.95
ROE: 7.4-7.7%
ROA: 5.7%
親会社: 信越化学工業(4063)
時価総額: 4兆5091億円
PBR: 1.93
ROE: 12.6-12.8%
ROA: 10.2-10.4%
現金同等物: 8283億円
コメント
親会社は、あの信越化学工業。てか、信越化学、営業利益率20-30%ぐらいあって焦った。しかも財務も超健全だった。知らなかった。
これは、次のシクリカルのどん底で買いたい銘柄。
子会社も親会社もウォッチリストへ。
結局ウォッチリストへ行った銘柄
宇徳
信越ポリマー
第3弾はこれで終わり。
このシリーズは会社が多いので、ポンポンとハイペースで更新していきたい。
11月ポートフォリオ
今週の更新〜。
毎月恒例になってしまったが、今月のPF整理結果を客観的に見るために、現時点でのPFを開示。
今月もポートフォリオを見直してアセットアロケーションを考察する時間を設ける。
思ったより良い習慣になってるので、毎月続けていきたい。
11月ポートフォリオ
PF構成
セクター構成
先月のポートフォリオは以下。
PF内の評価を行うと、安田倉庫の決算がよかった。三菱商事とオリックスは、米中貿易戦争の悪影響を受けている印象。
ただ、三菱商事が減益だが累進配当政策を有言実行し増配。
オリックスも減益だが通期で累進配当政策を検討し始めたため、配当維持&自社株買い。
三菱商事は、自社株買いの効果が少しずつ出てきた印象。
前期の期末配当より増配したが、中間配当の方が配当総額が小さかった。
10月PFとの変更点
先月との大きな変化点は
・三菱地所を利益確定
・誤発注でデータアプリケーションを利益確定
三菱地所の利確理由: J-REITに流れてる資金が大きく利益確定組が三菱地所の株も買うのでは?と判断したが、特にそのような動きがみられないため。
やはり、REITの上昇は日銀マネーの影響が大きそう。
データアプリケーションの利確理由: 誤発注で売却してしまったので、もう一度指値を用意。
もう一銘柄指値中だが相場が良いのでなかなか指さらず。
今後の目論見
そろそろ来年のNISA枠が復活するので、NISA枠でIPO投資をするために奨学金を全額IPO投資用に入金予定。今後この奨学金はCPに含めない事とする。
現状、新規買いしていく銘柄は
・既存銘柄が割安になれば買い増し方針
・株価の下落を支える高配当銘柄かつ株価の下落を支える資産を持っている
・カタリストがありそうな銘柄を購入
まとめ
最近相場がよく、なかなか買い増しが出来ないので、割安銘柄だけでなく材料株も買うことを検討している。
銘柄研究 【3848】 データアプリケーション
今週の更新〜
データアプリケーションを分析
この会社を買う際の立ち位置としては、ディフェンシブ × 収益バリュー × シーゲル銘柄(連続増配株)
この会社は、株主と配当政策がどうしても気になったので行く末を見てみたいという意味も込めて実験的な意味も込めて買ってみた。
久しぶりの銘柄研究、最近PFの30%ぐらいは攻めた銘柄にしようと考えており、割安成長株を勉強している。
そこで、まず割安成長株になり得る1銘柄目としてデータアプリケーションの分析を行う。
*この記事は、2か3部構成になる予定で
1部は、データアプリケーションの概要(定量分析)
2部は、同業他社との比較を交えた考察(定量分析)
3部は、データアプリケーションの今後の展望(定性分析)
になる予定。
データアプリケーション
概要まとめ
・業種は通信情報サービスで、EDIをメインに行っている企業。
・筆頭株主に自己株式(18.7%)と比率が非常に高い。
・第2位株主に頼りになるスーパーナンピンマン光通信(12.8%)がいる。しかも、時々買い増ししてる。希望的観測も入っているが、光通信がTOBかけてくる可能性もアリ?
・第4位株主に同社CEO(5.8%)と株主構成も非常に良い。第3位株主も昔の社長?
・自己資本比率81.6%と非常に優良。しかも、自社株は純資産を下げる効果があるので、もし今持っている自社株を全て償却すれば、97%ぐらいまで行くのではないか?
(すいません。この辺は計算ガバいです。いつかエロい人に会った時に教えてもらいます。)
・有利子負債 0
・ビジネスモデル的にもある程度ストック型ビジネスであるため、不況耐性があると判断。
・僕たちのようなディジタルネイティヴ世代が上司になったときに爆発的に拡大するのではないか?
・配当政策にDOEを導入している珍しい企業の一つ。
・BSに占めるキャッシュの比率が高く、DOEとの相性が良い。
・売上高営業利益率30%弱とかなり高水準。
・ROE13~16%、ROA10~13%と高水準。
・好財務、高収益。
・自社株を考慮した予想益回り = 1 / 0.813(自社株控除効果) / 12.68(予想PER) * 100 = 9.7(%)
・自社株を考慮したPBR = 1.61 * 0.813(自社株控除効果) = 1.31(倍)
自社株が自己資本を減らすことについては昔の更新記事があるので参照。
ビジネス概要
国内EDIシェアトップ。
EDIに関しては、以前もブログで別の企業を分析したのでそれを引用。
生活必需品のEDIをやっているプラネット
BS概要
現金及び預金の額が凄い。
ほぼ純資産合計と等しいため、資産を時価評価して売却という事も考えられず
DOEの配当政策があることから非常に配当予測をしやすい。
光通信の買い増し
今年3月の有報
今年9月の有報
光通信が23,000株ほど買い増ししてる。
株主還元への姿勢
自社株式に関して
自社株式いつ買ったのだろうと調べたら以下の資料が出てきた。
この時に買った自社株が4億7,750万円だったので、当時の時価総額約60億円ぐらい?
この規模から考えてかなりの額で買っていることがわかる。
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/ba/20160208/140120160208408139.pdf
てか、思った以上に光通信買い増ししまくってるな笑
配当政策に関して
この会社は、配当還元政策に関してDOE(Divided on equity ratio)を導入している。
DOEがわからない方のための記事は以下参照
データアプリケーションは、DOE目標を5%としている。
DOEを導入している企業を以前調べている際に、就活の時にも調べていたデータアプリケーションの名前を見て分析しようと思った。
また、この会社の資産内容を見てみると、非常にDOE政策とマッチしているように感じて仕方がない。
BSの純資産におけるキャッシュの比率が高く、非常につじつまが合うように感じる。
まるで、DOEを適用するために生まれてきた企業の如くDOEとマッチしている。
データアプリケーションの資産内容
純資産: 33億3666万円
現金及び預金: 35億7870万円
というか、現預金の方が純資産より大きいやんけw
このデータとDOE政策を並べてみた時に、
「え?純資産のほとんど現金やん!!! 工場とか機会とかを現金に直して配当することもなしに、純資産を特別なモーションなしにそのまま株主還元できるとか、DOEとマッチしすぎやろwww」
しかも、DOEを導入しているという事は、減配があり得るのが赤字を出すか減資または自社株買いで純資産を減らす行為というのがあげられる。
まず、ビジネスモデル的に業績安定なのは明白で赤字は考えにくい。
さらに減資、自社株買いともに1株当たりの価値を高める行為であることから減配であっても、結局、既存株主の保有株の価値が大きくなるというどっちに転んでもwinという状況になっている。
株主還元姿勢がよいように感じる
一般的に、株主還元姿勢をよくすると株価が上がりやすいので、割と買うのアリではないかと思われる。
この株価を上げたい姿勢は、光通信の買収を防衛するためだろうか?
それとも、社長が第4位株主なのでその利益を享受したいのだろうか?
この辺りに関しては、もう少し分析が必要。
この会社の値上がり要素
・株主還元政策の向上&市場参加者への認知度向上
・市場規模拡大による成長性
・小型株効果
・割安株効果
【TOB投資法】 親子上場で子会社のPBR<1企業をまとめてみた vol.2
バリュー投資家の最強のカタリストであるTOB(Take Over Bit)
これらが起こりそうな企業を予想してみて、どのような企業が可能性が高いだろうかという事で「親子上場を行っている会社でかつ、PBR<1の企業」というものに注目してみた。
なぜ、このような企業のTOBの可能性が高いかと考えるかというと、
下の記事でもあげているように以前から東証が親子上場への懸念を持っており、東証1部の条件変更等が、いろいろと面倒くさいので「もうTOBかけて上場廃止にしよう」というマインドになっているのかもしれない。と考えたからである。
このようなことが原因であるのか定かではないが、最近日立グループをはじめとして東芝も親子上場の解消が目立ってきているからである。
という事で、割安な子会社を持っている親会社が、いっその事TOB仕掛ける可能性に掛けるのも悪くはないかと思われる。
あまりにも親子上場の会社が多すぎるので記事をシリーズ化して更新していく。
vol.1の更新は以下
- 親子上場で子会社PBR < 1の企業一覧
親子上場で子会社PBR < 1の企業一覧
注目すべきと考えるポイント
時価総額
子会社の方が大きいと買収が難しいのではないかと個人的に思う。
最近では、武田薬品工業がシャイアーを買収するなど自社と同じぐらいの時価総額の会社を買収する事例もあるが、基本的には小型の会社を買う方が気楽にできるだろう。
(そもそも武田の買収は、若干 苦しまぎれ感も否めないが...。)
内定先企業もここ数年で上場企業を2社買収しているが、その2社のうち大きい方の会社でも自社の時価総額の1/5の時価総額であったので、身の丈に合っているかどうかも重要であると考える。
しかし、あまりにも規模の違いがありすぎると逆にTOBを仕掛けるコストパフォーマンスが悪いので、自社の1/5~1/10ぐらいの規模がベストなのかなぁと思う。
子会社の収益力 > 親会社の収益力ではないか
これを確認するために、ROEとROAを並べてみてみる。(売上高営業利益率も見るべきかな?)
買収を行う親会社の気持ちになって考えてみると資金を投下するという事なので、どうせなら資金効率の良い方に投下したいはずである。
ということで、親会社の収益力よりも子会社の収益力がよいなら、自社の事業に投資を行うより、割安で収益力の高い事業を買収したいと考えるはずだと考えた。
親会社のキャッシュが余っているかどうか (親会社の財務力)
基本的には、銀行からの借り入れで買収をかけるのが普通ではあるが親会社にTOBを仕掛けることのできる余裕があるかどうかを確認しておく。
過去に親会社が子会社へのTOB実績があるか
過去にこのような事例があるとその時の状況を調べることが出来る。さらに、過去にも行っているのでこれからも行うのではないかという憶測が出来る。
セメダイン(4999)
基本情報
時価総額: 103億円
PBR: 0.96
ROE: 7.0-9.3%
ROA: 3.7-4.7%
親会社: カネカ(4118)
時価総額: 2131億円
PBR: 0.71
ROE: 5.7-6.7%
ROA: 2.9-3.4%
現金同等物: 399億円
コメント
子会社の業績も結構よく、現預金も多く、有利子負債が少ないので債券感覚で持つのも良いかもしれない。
兼松サステック(7961)
基本情報
時価総額: 67.0億円
PBR: 0.95
ROE: 8.6-9.8%
ROA: 5.7-7.0%
親会社: 兼松(8020)
時価総額: 981億円
PBR: 0.93
ROE: 13.7-13.8%
ROA: 3.0-3.1%
現金同等物: 889億円
コメント
ROAベースでみると収益力は子会社の方が大きいので、そこに関しては希望が持てる。
自社株買いは特に行っておらず、兼松自体が増配傾向にあるので、あまり買収する気はないイメージ。
ただ、子会社の財務が自己資本比率70.9%、有利子負債0で結構よく配当利回りも高かったので、こちらも債券感覚で保有も悪くはないかも。
川崎近海汽船(9179)
基本情報
時価総額: 80.6億円
PBR: 0.33
ROE: 3.9-6.8%
ROA: 2.1-3.5%
親会社: 川崎汽船(9107)
時価総額: 974億円
PBR: 1.45
ROE: -69.4-9.8%
ROA: -11.7-1.2%
現金同等物: 1380億円
コメント
親会社の業績が不安定すぎるw 子会社の方は割と安定してた。
親会社もやはり自社株買いする余裕はなさそうだろうと思いながら調べたらそんな余裕なかった。
川崎設備工業(1777)
基本情報
時価総額: 47億円
PBR: 0.62
ROE: 10.9-14.3%
ROA: 5.0-5.9%
親会社: 関電工(1942)
時価総額: 1825億円
PBR: 0.89
ROE: 8.5-9.1%
ROA: 4.3-4.8%
現金同等物: 630億円
コメント
特に変わった動きはないが、子会社の収益力が高い。
業績簿ブレもそこまでではなく、有利子負債0なので長く持っても大丈夫そうではある。
長い目で見る用のウォッチリストへ。
キヤノン電子(7739)
基本情報
時価総額: 735億円
PBR: 0.9
ROE: 6.6-7.9%
ROA: 5.3-6.2%
親会社: キヤノン(7751)
時価総額: 3兆6411億円
PBR: 1.17
ROE: 5.9-8.9%
ROA: 3.3-5.2%
現金同等物: 5206億円
コメント
あのキヤノンですね。
キヤノンマーケティングジャパンは、一応PBR1.02だったのでスルーした。
適時開示見た感じでは、特に怪しい動きはないが、急にやる可能性もアリ。
子会社の収益力も悪くなく、有利子負債 0で、高配当、利益率も悪くはなく、業績安定。
全然優良株として持てる水準だった。
一応ウォッチリストへ。
キユーソー流通システム(9369)
基本情報
時価総額: 223億円
PBR: 0.68
ROE: 6.6-6.7%
ROA: 2.8%
親会社: キユーピー(2809)
時価総額: 3712億円
PBR: 1.54
ROE: 7.9-8.1%
ROA: 4.3%
現金同等物: 479億円
コメント
子会社は、ToSTNeT-3で、たまに自社株買い。
子会社もそこそこ収益力あって業績も安定傾向だが、いかんせんキユーピーの現金同等物が少ないかなぁ。と思った。
逆に言うと、急に理由なく現金同等物が増えたらワンチャンあるかも。
日本高周波鋼業(5476)
基本情報
時価総額: 58.8億円
PBR: 0.32
ROE: -1.5-1.2%
ROA: -0.6-0.5%
親会社: 神戸製鋼所(5406)
時価総額: 1971億円
PBR: 0.27
ROE: 1.4-4.8%
ROA: 0.4-1.5%
現金同等物: 1972億円
コメント
鐵鋼はどうなんだろうなぁ。
そして、今のコベルコにその余裕があるのかどうかも不明なのでスルー。
エストラスト(3280)
基本情報
時価総額: 38.2億円
PBR: 0.83
ROE: 14.9-16.0%
ROA: 3.9-4.5%
親会社: 西部瓦斯(9536)
時価総額: 800億円
PBR: 1.22
ROE: 7.2-8.0%
ROA: 1.5-1.7%
現金同等物: 168億円
コメント
不動産セクターという事もあり割安。益回りも20%弱と高い。
子会社も自社株買いを行っており、割安株として持つこともできる一面も持っていると考えられる。
ウォッチリストへ。
堺商事(9967)
基本情報
時価総額: 29.5億円
PBR: 0.38
ROE: 4.4-5.5%
ROA: 1.8-2.2%
親会社: 堺化学工業(4078)
時価総額: 374億円
PBR: 0.54
ROE: 4.2-4.6%
ROA: 2.7-3.0%
現金同等物: 111億円
コメント
ROEベースでみると堺商事のほうが大きいみたい。(商社だから財務レバ大きいのだろう。)
子会社の方も増配傾向で株価あげる気満々な感じ。
TOBの予兆は特になさそう。
あと、子会社のCFがちょっと不安定ではあるので、長期で持つのは上級者でないと難しいイメージ。
結局ウォッチリストへ行った銘柄
セメダイン
川崎設備工業
エストラスコ
第2弾はこれで終わり。
このシリーズは会社が多いので、ポンポンとハイペースで更新していきたい。
【TOB投資法】 親子上場で子会社のPBR<1企業をまとめてみた vol.1
バリュー投資家の最強のカタリストであるTOB(Take Over Bit)
これらが起こりそうな企業を予想してみて、どのような企業が可能性が高いだろうかという事で「親子上場を行っている会社でかつ、PBR<1の企業」というものに注目してみた。
なぜ、このような企業のTOBの可能性が高いかと考えるかというと、
下の記事でもあげているように以前から東証が親子上場への懸念を持っており、東証1部の条件変更等が、いろいろと面倒くさいので「もうTOBかけて上場廃止にしよう」というマインドになっているのかもしれない。と考えたからである。
このようなことが原因であるのか定かではないが、最近日立グループをはじめとして東芝も親子上場の解消が目立ってきているからである。
という事で、割安な子会社を持っている親会社が、いっその事TOB仕掛ける可能性に掛けるのも悪くはないかと思われる。
あまりにも親子上場の会社が多すぎるので記事をシリーズ化して更新していく。
東証の親子上場の懸念について
日立
- 親子上場で子会社PBR < 1の企業一覧
親子上場で子会社PBR < 1の企業一覧
注目すべきと考えるポイント
時価総額
子会社の方が大きいと買収が難しいのではないかと個人的に思う。
最近では、武田薬品工業がシャイアーを買収するなど自社と同じぐらいの時価総額の会社を買収する事例もあるが、基本的には小型の会社を買う方が気楽にできるだろう。
(そもそも武田の買収は、若干 苦しまぎれ感も否めないが...。)
内定先企業もここ数年で上場企業を2社買収しているが、その2社のうち大きい方の会社でも自社の時価総額の1/5の時価総額であったので、身の丈に合っているかどうかも重要であると考える。
しかし、あまりにも規模の違いがありすぎると逆にTOBを仕掛けるコストパフォーマンスが悪いので、自社の1/5~1/10ぐらいの規模がベストなのかなぁと思う。
子会社の収益力 > 親会社の収益力ではないか
これを確認するために、ROEとROAを並べてみてみる。(売上高営業利益率も見るべきかな?)
買収を行う親会社の気持ちになって考えてみると資金を投下するという事なので、どうせなら資金効率の良い方に投下したいはずである。
ということで、親会社の収益力よりも子会社の収益力がよいなら、自社の事業に投資を行うより、割安で収益力の高い事業を買収したいと考えるはずだと考えた。
親会社のキャッシュが余っているかどうか (親会社の財務力)
基本的には、銀行からの借り入れで買収をかけるのが普通ではあるが親会社にTOBを仕掛けることのできる余裕があるかどうかを確認しておく。
過去に親会社が子会社へのTOB実績があるか
過去にこのような事例があるとその時の状況を調べることが出来る。さらに、過去にも行っているのでこれからも行うのではないかという憶測が出来る。
日本農薬(4997)
基本情報
時価総額: 350億円
PBR: 0.8
ROE: 4.5-4.9%
ROA: 2.5-2.5%
親会社: ADEKA(4401)
時価総額: 1295億円
PBR: 0.87
ROE: 7.2-8.5%
ROA: 3.6-4.1%
現金同等物: 565億円
コメント
某バリュー投資家もご指摘されていたが、子会社の日本農薬が通期業績を下方修正。
買収防衛策の廃止を発表したので、安値でTOBする準備を整えているのかもしれない。
クリエアナブキ(4336)
基本情報
時価総額: 9.8億円
PBR: 0.99
ROE: 7.7-9.6%
ROA: 3.7-4.5%
親会社: 穴吹興産(8928)
時価総額: 156億円
PBR: 0.63
ROE: 14.7-14.8%
ROA: 4.0-4.3%
現金同等物: 82億円
コメント
収益力は親会社の方が高くPBRも親会社の方が低いので、親会社が自社株買いした方がよさそう。
でも、適時開示見ても自社株買いの開示はなかったのでそうゆう政策ではない感じがした。
特に期待なし。
アルプス物流(9055)
基本情報
時価総額: 254億円
PBR: 0.61
ROE: 5.6-5.9%
ROA: 3.3-3.5%
親会社: アルプスアルパイン(6770)
時価総額: 3844億円
PBR: 1.47
ROE: 6.6-8.3%
ROA: 3.7-4.5%
現金同等物: 1183億円
コメント
子会社が最近優待を新設していた。これに関しては、株価上昇要因なので、若干TOBの可能性は下がったかなという印象。
収益力はそこまで変わらず、親会社も今年の初めから時価総額の10%弱の自社株買いしてた。(300億円ほどの規模かな。)
正直、自社株買いよりもこの際、子会社買った方がよかったのでは?と思ったのだが、どうやらこの自社株買いは、以前の買収時に受けた襲撃の古傷だった。
過去にアルプス電気がアルパインを買収して、現在のアルプスアルパインが存在するが、昔の事例があるという事でそれを踏まえてコメントも行う。
結局のところ、このTOBの場合では、親会社との株式交換となったみたいだが、香港のハゲタカファンドが交換比率に異議申し立てを行ったことで、既存株主有利になったみたいだった。
てか、まさかのここでも、エリオットが出て来てたw しかも、エリオットが、自社株買いさせた感じだな。
エリオットと言えば、最近このブログでもTOBが起こった企業として説明した、ユニゾHDでも大株主として登場したハゲタカファンドである。
ユニゾの大株主に来た時にエリオット調べたらかなり激しい会社だとは聞いていたが、想像以上に凄い会社だなw
業績も安定傾向にあるし、財務も悪くはないので、とりあえずアルプス物流をウォッチリストに入れた。
IJTT(7315)
基本情報
時価総額: 239億円
PBR: 0.39
ROE: 8.3-9.0%
ROA: 4.9-5.0%
親会社: いすゞ自動車(7202)
時価総額: 9484億円
PBR: 1.02
ROE: 10.9-12.3%
ROA: 4.7-5.3%
現金同等物: 3053億円
コメント
IJTT自体が、もともと合併してできた会社で、部品メーカーは恐らく親会社には買収されないと思われるので一旦は放置しようと思ったが、大株主に「BBHフィデリティイントリンシック・オポチュニティズ」がいたのでちょっと気になった。
川本産業(3604)
基本情報
時価総額: 23.8億円
PBR: 0.69
ROE: 1.9-6.6%
ROA: 0.5-1.7%
親会社: エア・ウォーター(4088)
時価総額: 3572億円
PBR: 1.45
ROE: 9.3-10.7%
ROA: 3.4-3.8%
現金同等物: 314億円
コメント
適時開示見てたら、今年下方修正連発してた笑
親会社のTOB実績を見てみると、結構最近に川崎化成工業を買収してた。
そのため、そのノリで行っちゃう可能性も無きにしも非ずやし、川本産業もそこそこ割安なのでとりあえずウォッチリストへ。
伊勢化学工業(4107)
基本情報
時価総額: 173億円
PBR: 0.66
ROE: 2.4-4.7%
ROA: 2.0-3.9%
親会社: AGC(5201)
時価総額: 6868億円
PBR: 0.78
ROE: 5.6-7.7%
ROA: 2.8-4.0%
現金同等物: 1235億円
コメント
親会社は、有名なAGC。最近CMもしてる。電車の広告でも出てくるw
「なんだし、なんだし、AGC!」これが頭から離れへん笑
三菱グループなので大株主に三菱地所おった。本社の場所も調べたけど、三菱地所の丸の内ビルだった。
そういえば、AGCに三菱の名前がついてないのは、会社設立時にガラス事業の同業他社が非常に経営が困難であったため、三菱の名前に泥がつかないように、あえて三菱の名前を外したそうです。このストーリー、すごい三菱グループっぽい笑
・ROAがそこまで変わらない
資本効率が変わらないので可能性は無きにしも非ず。
・親会社が定期的に自社株買いを行っている
子会社の方がPBRで見れば割安なので子会社買収した方がよいのでは...?
・子会社が買収防衛策を導入していないこと
これは純粋にプラス要因
・三菱UFJに金借りやすそう
三菱系なので金借りるハードルが低そう。
ウォッチリスト入り。
オーエムツーネットワーク(7614)
基本情報
時価総額: 81.1億円
PBR: 0.6
ROE: 5.8-6.3%
ROA: 4.5-4.9%
親会社: S FOODS(2292)
時価総額: 976億円
PBR: 1.2
ROE: 8.9-9.9%
ROA: 4.3-4.5%
現金同等物: 394億円
コメント
ROAで見ると収益力はそこまで変わらない。
しかし、特にTOBに関わりそうなニュースは特になかった。
また、大株主に「BBHフィデリティイントリンシック・オポチュニティズ」がいた。
NaITO(7624)
基本情報
時価総額: 118億円
PBR: 1.01
ROE: 7.4-7.4%
ROA: 4.5-4.7%
親会社: 岡谷鋼機(7485)
時価総額: 924億円
PBR: 0.48
ROE: 8.1-9.0%
ROA: 3.2-3.6%
現金同等物: 87.8億円
コメント
正直、現金同等物 < 子会社の時価総額 (まぁ、残り半分しか買わんから全株を新しく取得するわけではないが、プレミアムつけて買収するのでこれぐらいは目安にしておいてもよりだろう。)
子会社も増配しており、株価あげる気満々な感じ。
そもそも、岡谷鋼機そのものが割安なので、そっち買った方がいいかも
理研コランダム(5395)
基本情報
時価総額: 18.5億円
PBR: 0.39
ROE: 1.8-3.3%
ROA: 1.2-2.4%
親会社: オカモト(5122)
時価総額: 765億円
PBR: 1.25
ROE: 9.0-10.3%
ROA: 5.3-5.9%
現金同等物: 214億円
コメント
子会社の収益力が...。
オカモトは、0.02とかで有名なコンドームのメーカーですね。(お世話になっております)
オカモト、株主優待でコンドームくれへんかなぁ笑 そしたら買うわw
結局ウォッチリストへ行った銘柄
アルプス物流
川本産業
伊勢化学工業
オカモト
第1弾はこれで終わり。
このシリーズは会社が多いので、ポンポンとハイペースで更新していきたい。
【企業決算】祝! 三菱商事 増配
今週の更新~。
三菱商事の決算報告会のビデオ
三菱商事中間決算まとめ
概要
・第1Qの決算では、減収減益で増配発表もなく配当据え置きだったので、それが市場に悪く捉えられ下落していたが、自社株買いの発表があったため、今後の増配余力が高まったこと
・元々期中に増配発表を行う会社なので、長い目で見ようと思っていたがその忍耐がいまになって報われた。
これらをみた感想
・やはり、米中貿易戦争や三菱自動車の不振とかが少しは影響してるのかもしれんなぁ。と思わされる決算結果。
・三菱商事側は、以前のシンガポール子会社不祥事(300億円ぐらいの減損)と純利益のかなりの割合を占めるコモディティ市況の下落による減益だと言っていた。
業績まとめ
PLを見た感じ、減収減益で、純利益も減益だった。
数字は多くのブロガーの方がまとめてくださってるので、自分はアナログな視点で見ていく。(手抜き)
業績に関しては、「まぁ、よくはない...。」にもかかわらず、累進配当政策の実施で株価急騰。
ほんとうに、配当政策と株価の相関が高いと考えさせられる代表例。
~以前の三菱商事の不祥事に関するニュース~
発表まとめ
配当政策の有言実行
三菱商事は、中期経営計画で累進配当政策を導入しており、減益はあっても減配はないだろうと踏んでいたが、実際にその通りになるどころか、まさかの増配してくれた。
まとめ
保有継続!!!
PF内で、三菱商事だけ含み損だったがこの開示で全銘柄が含み益に転じた。
今後も奨学金を返すための主力銘柄としてホールド継続。
【売買記録】 三菱地所 「三菱地所 利益確定」
三菱地所の売買記録を行う。
三菱地所
なぜ買ったか
・三菱地所のREITをはじめとして、J-REITが堅調だったのでこの動きを三菱地所でも再現されないかなぁ。と考えて購入。
・自社株買いも行っていたので下値も限定的と判断。
・買い付けラインまで値下がりしたので購入。
・東京駅周辺の地価バブルを予想して買い付け。
やはり、REITは国の金も入っているから、REITと同様に上昇するだろうという考えに関しては若干希望的予測も含まれていたとも思える。
売却理由
・決算が悪かったことと、REITが下がったタイミングが同時であったので、需給が崩れると判断したから。
・もとから長期投資ではなく、短中期投資として買い付けしたので売却。
・不動産時価総額1位という事もあり、同業他社よりも割高であったため、より割安な銘柄へシフト予定。
・また大きく下がるようであれば買いなおしの可能性もあり。
まとめ
CPが50%近くまで上がったので早く相場下がってほしい。
【企業決算】安田倉庫の中間決算を確認
保有株である安田倉庫の中間決算のチェックを行う。
安田倉庫中間決算まとめ
端的にいうと、増収増益で普通にいい決算だった。
PL
前期+50%とか、かなり増益だったのにその実績を今期は10%以上上回る増益となっている。すげえな。
項目3の今年度末の業績予想は、特に変化なし。配当も特に修正なし。後半の業績もいいとワンチャン上方修正きそう。
過去5年分の情報を見ると、この会社かなり保守的な予想を出すことがわかる。かなり上方修正の回数が多い。
項目2の配当予想も特に修正なし。
ここで、前年の増配がいつだったのかを確認すると、中間決算ではなく期末決算の短信だった。
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/40/20190509/140120190509418750.pdf
安田倉庫は、配当政策に関して三菱商事やオリックスのようにはっきりとした政策がないので、そこに関しては若干不安が残るが、現状は業績も良いので心配するほどの事でもないと判断。
リーマンショックの時にもほぼ無風状態。
ちなみに、リーマンショック前後のPLリーマンショックは以下。
(2008年夏なので、平成20年と同じ。)
これ見て気付いたが、かなり前から14円配なのに気づいた。
この会社、バリュー株の典型というぐらい業績と資産面からみると明らかに株価は割安であってかつ、業績の安定性も抜群なのに株価が上がらないというバリュートラップ銘柄だと思う。
正直、もうちょっと配当出してもいいと思うけど...。
財閥グループやねんから、全然配当性向30%ぐらいまで上げれるやろ。
あり得るカタリスト
この会社があり得るカタリスト一覧としては
MBO
・時々、ToSTNeTで自社株買いしてる。
・特に増配もない。
・株主優待も出しているが、時価総額的に東証1部の条件変更に適応できるかどうか怪しい。
横浜IRの実現
横浜IRが実現すれば、安田倉庫が保有している土地の含み益がバブると予想。
配当性向の引き上げ
配当性向の引き上げで配当利回り上がるなら、永久債権として死ぬまで持つかも。
保有資産の売却益
後述するが、安田倉庫は資産バリュー株なので、もし含み益の乗った資産を利益確定すれば、すさまじい特別利益が出る。
BS
安田倉庫は、資産バリュー株として保有をしており、純資産におけるヒューリックの持ち株の影響が大きいのでBSも確認。
投資有価証券の額は10億円だけ増えており、ほぼ変化なし。
~以前の安田倉庫の更新記事~
以前の更新で、時価総額274億円にたいして、不動産含み益だけで202億円あるとかいている。
もし、不動産含み益が下がってるなら、ヒューリックの株価も先に下がりそう。
しかし、投資有価証券の額がそこまで変化していないという事は、特に不動産含み益の状況ももまだ特に変わってないと判断した。
これらをみた感想
・持ち株の中での業績の安定度は、ずば抜けて1位だと思っているので、当面は株価が下がれば下がるほど買い増し予定。
まとめ
保有継続!!!
とりあえず、今の相場は上がるか下がるかよくわからないので、不動産バブル起こったときのために持っている資産バリュー × ディフェンシブ銘柄の一つ。
むしろ買い増し苦手やから、株価下がれ!!!
【企業決算】オリックスの決算報告会を見て感じたこと
今週の更新~。
オリックスの決算報告会のビデオ
オリックス中間決算まとめ
概要
・財務レバレッジがでかく、今後も新規投資を行うため、金融機関からの金利が上がったりしないように信用格付け"A"を維持することを意識する。
・会社の見通しとしては、今期の純利益は、3000億円を予定としており、ここを下限として今後成長を続ける。
・配当政策の変更があり、配当性向30%か前期配当76円は、どちらか高い方を実施。 = 実質的な累進配当政策を導入することを検討している。理由は、減配では格好がつかないという事と、最近配当の下限を決めることがトレンドになっているので当社も導入した感じ。
・大阪IRの実現が、2020年前半に決着がつくと予想しているので、来期の純利益は来年の5月ぐらいに出すつもり。これが実現しないと今後の収益が小さくなることが予測されるが、もし実現しなければ投資予定の額を株主還元するつもり。(これは、さすがにリップサービスかなぁ...。)
・自己株式の取得に関しては、割安なうちに買いたいなという下心が見える印象。
・最近の収益が落ちてきている原因としては、今までのここ数年では、投資して1年ほどで収益化が早かったが、最近は、収益化までに時間がかかっている。このせいで、最近の収益力が落ちている。オリックスが収益力評価を報告している指標の一つとして、ROEがある。財務指標としてROEを式分解した「売上高営業利益率」「総資産回転率」「財務レバレッジ」の「売上高営業利益率」と「総資産回転率」が恐らく落ちているのだろう。
総資産回転率が落ちたのは、恐らくリース資産の会計基準が変わったからかな?
これらをみた感想
・自社株買いに関しては、オリックスやっぱり割安なので、投資先の事業よりも、自社株の方が割安というのが明らかに会社側も気づいてるんだなぁ。という印象。
・今回の決算は、若干自社株買いなかったらどうなってただろうかなぁ。という感じ。
・収益性の悪いPFは売却を行い、新しいPFも投入していくそう。自分の保有方針としては、今後も変わらず高配当な優良ETF感覚で保有継続。
業績まとめ
PLを見た感じ、減収減益だが、純利益は増益だった。
数字は多くのブロガーの方がまとめてくださってるので、自分はアナログな視点で見ていく。(手抜き)
CSを見た感じだと2019/03決算の投資CFが、2015~2018年の2倍ほどの水準だったので、現在は種まきの期間かなと感じた。
~以前のオリックス更新記事~
発表まとめ
自社株買いを発表
1000億円の自社株買い(時価総額の約5%)&償却を実施することを発表。
これが今回の一番のニュースかな。
発表時で5%程1株当たりの価値上がって、今後の需給も引き締まるいいイメージ!!
というか、この発表なかったらしっかり株価下がってたと思う。
配当政策の変更
1株当たり配当は、EPSに対する配当性向30%か76円のどちらか高い方を実施することを検討。
という、累進配当政策というやつを導入することを検討してるみたい。
減配するのは、格好がつかんと言っているので、そのあたりに関しては非常に安心感のある発表だった。
まとめ
保有継続!!!
あと、最近ドラクエウォーク我慢できるようになってきた。
最近の気になったニュース
これは、月末更新がテンプレ化してる。
これは、ここにあげる過程で必要なニュース、不要なニュースを整理できていい感じに脳内メモリが整理される効果がある。
それでは、自分メモ。
今週の気になったワード一覧
・3倍3分法ファンド
・72の法則
今週の個人的気になったニュース一覧
債券系のサイト
マジで韓国の政治大丈夫w?
放棄したの自分らからやろwwwやはり、儒教の国の政治はダメですね。
個人的には、韓国が北に吸収されて中国陣営に入れられると日本がより中国におびえなければならないと思っているので、韓国にはもうちょっと頑張ってほしいねんけど...。
バリュー株追い風ニュース
恐らく、企業の内部留保が過去最大というニュースが流れていたので、内部留保を市場に流してほしいという意図があるのだろう。
まぁ、その内部留保を市場に吐き出すという行為の恩恵を受けることが出来るのは、投資家だけだが。
日本人は顧客第一主義がすぎる
アマゾンの対応が不誠実と言っているが、アマゾンは日本市場で不満を持つ層、例えばアマゾンユーザーの2割程度がいなくなっても「どうぞ、楽天でも利用してください。」というスタンスであることを日本人は理解してなければならないという意見を見た。
ユニゾ 完全に美人投票状態
4か月前まで今の時価の1/3ぐらいで買えたのに、プロでもみんなが買わんと買えへんねやなぁ。
ユニゾ結果論だけ見れば、もっと引っ張れたが、どっちにしろ情報がなかったので、情報がないなりの勘を働かせるための訓練もせなあかん。
あとは、自分の投資法にもバリューで買ってモメンタムで売るを取り入れなければならんなぁ。
6Gですか...。
最近ふと思うのが、技術とモノが飽和してませんか?
経済学詳しくないからわからんが、モノが供給過多になってどんな商品でも需要を大幅に超え続けると相対的にカネの価値が上がったりしないのだろうか?
供給が圧倒的に足りなくて、ハイパーインフレのような状況と相対的に反対だと思ったので。
JNJ用のメモ(他人ブログ)
個人投資家たちは不安よな。日銀動きます。
最近、この金融緩和の量的緩和とMMTについて勉強しているんだが、経済学難しすぎる。
MMTとサイクル勉強したらしばらく経済なんてやらんことを誓う。勉強のコスパ悪すぎるw
経済わかって株で儲かるなら、経済学のノーベル受賞者は億万長者になってるはずだが、必ずしもそうではないので、話半分でやめるべし。
最近、意識しているのがやるべきことと同時にやらないことを決める大事さを知った。
不動産セクターTOBニュース多いな
BATだけ?Hは?(Huawei)
自社株買い いいですね~
昨日も、持ち株でオリックスが自社株買い(時価総額の4%程)を発表したので、いい感じに配当利回り分落ちた株価を全戻ししてくれた。
岡田社長帰ってくるんですか?
この辺から相場加速したかな?
不動産バブル来る?
不動産賃貸業勉強してわかったんだが、割と今は結構高値圏だという事がわかった。
通学路によさげな土地を見つけて売りに出されてたからなんぼやろと思ってみたら5,700万円で「買えるか!ボケ!」と思っていたが、ところがどっこい、その土地で最近、家を建てているので「誰か掴まされたのか~」とか「世の中には金持ちがおるんやな~」とか考えてた。
ここ1週間半導体活況ですね
コレ、ホンマなんかな
株も格闘技も一瞬の判断ミスで命取りになる。
この言葉凄いしびれる。
「なら」ちゃうんねん。はよやれ
量子コンピュータ
バブル最高値も射程?
確かに、配当込みのリターンならバブルのてっぺんで始めても、日経平均のドルコストすれば40%プラスになるというシミュレーションを見たことあるなぁ。
MBO関連情報
日立グループ。最近、選択と集中が目立つ
自動車部品メーカー割安な銘柄多いからなぁ...。銀行より先に、車系が集約されていくのか?
スカイマーク再上場申請
https://www.skymark.co.jp/ja/news/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/10/30/191030_news1_1.pdf
10月ポートフォリオ
今週の更新〜。
今月のPF整理結果を客観的に見る。
今月もポートフォリオを見直してアセットアロケーションを考察する時間を設ける。
思ったより良い習慣になってるので、毎月続けていきたい。
10月ポートフォリオ
PF構成
セクター構成
ディフェンシブ: 安田倉庫
CP: 無リスク資産
三菱地所は、不動産セクターの中でも賃貸メインなので中間層を作ってそこに入れた。
オリックスは、シクリカル半分、中間層半分なのでこれも中間層を作って保有分を半分に分けてシクリカルと中間層に分割してそこに入れた。
先月のポートフォリオは以下。
ふと先月のPFを見て景気後退が予見されているにも関わらず、シクリカル銘柄があまりにも多いと感じ、ディフェンシブ性を高めたいと思ったので、自分のPF内で一番難しい&シクリカル銘柄でもある、ユニバーサルエンターテインメントを利益確定。
9月PFとの変更点
先月との大きな変化点は
・ユニバを利益確定。
・安田倉庫を買い増し。
・自己アフィリエイト用に現金を一時的に別口座へ振り替え。
ユニバの利確理由: PF内のシクリカルの割合が高すぎるため、シクリカル銘柄を売ってディフェンシブ銘柄を買おうと思ったから。
安田倉庫は、平均購入単価を上げることになってしまったが、キャッシュがだぶついていたことと、配当権利落ち日に配当利回り以上の値下がりが起こったので買い増し。
今後の目論見
ユニバの利益確定で余ったキャッシュは、分析中の企業に全額投資する予定。
10月中ずっと指値出してたのに引っかからなくいどころか、買う前に値上がりしだしてキレそう。
今後の目指すべきスタイル
10年後の自分への仕送りとして仕込む銘柄を調査中。
まとめ
最近、ドラクエウォークやりすぎ!!!
配当還元政策DOEについて
今週の更新~
次に分析記事を出す企業がDOEを導入していて、最初その記事内でDOEについての説明を行ったのだが、このコンテンツ入れると記事が大きくなりすぎるので別記事に移植したくなったから。
ということで、久しぶりに基礎知識の整理。
DOEとは
DOEとは、Devidend on Equity ratioの略で、Equityというのは、自己資本の略でROE(Return on Equity)の分母と同じ。
日本語にすると、自己資本配当率という意味でどうゆう風に算出されるかというと、
DOE(自己資本配当率) = 年間配当総額 / 自己資本 × 100 (%)
で、計算できる。
配当還元政策として最も有名なものとして配当性向があるが、配当性向は、当期純利益をもとに配当額が決められるので、年毎に非常に振れ幅が大きい。
一方、DOEに関する特徴として、最大のメリットでもある事は、配当性向を決めている企業よりも、配当が安定するので配当予想が配当性向を導入している企業よりも予想確度が上がることである。
なぜ、DOEの方が配当が安定するのかという事を解説すると
DOEは、赤字さえ出ていなければ減益でも、理論上増配することが出来るからである。
これを直感的に理解するのはややこしいので数式を交えて説明すると
まず、配当支払い後の今期の自己資本がどのように計算されるかを確認すると
・今期配当金 = 配当支払い前今期自己資本 × DOE
そして、
・配当支払い後今期自己資本 = 前期自己資本 × 今期ROE × (1 - 今期配当性向)
次に、DOEの式を利用して来期の配当予想の計算式を考えると、
・来期配当予想 = 来期自己資本 × DOE
さらに、来期の配当支払い前の自己資本の計算式は
・来期自己資本 = 今期自己資本 × (1 + 予想ROE)
よってこれら3つの式から
来期配当予想 = 来期自己資本 × DOE
= 今期自己資本 × (1 + 予想純利益 / 今期自己資本) × DOE
= (今期自己資本 + 予想純利益) × DOE
といったようになり、さらに(来期予想配当 - 今期配当)が + になれば増配となる。
来期予想配当 - 今期配当
= (配当支払い後今期自己資本 + 予想純利益) × DOE - 配当支払い前今期自己資本 × DOE
= DOE × (配当支払い後今期自己資本 + 予想純利益 - 配当支払い前今期自己資本)
= DOE × (予想純利益 + 配当支払い後今期自己資本 - 配当支払い前今期自己資本)
= DOE × (予想純利益 - 今期配当総額)
というように式変形が行える。
つまり、DOEを導入している企業は、予想純利益 > 今期配当総額なら、来期の純利益が減益だったとしても増配を行うことが出来る。
例えば、予想純利益が1に対して、今期配当が0.5といったように、配当性向が50%であれば、予想純利益が -20%の減益(たまにこうゆう決算が出てきたりする。)だとしても予想純益は、1に対して0.8の減益となるが、0.8 > 0.5より減益にもかかわらず、増配を行うことができる。
*しかし、じり貧になる可能性も否めないので、減益・増配は2,3年ぐらいで脱してほしい。
一方、配当性向を導入している企業は、
来期予想配当 - 今期配当
= 予想純利益 × 配当性向 - 今期純利益 × 配当性向
= 配当性向 × (予想純利益 - 今期純利益)
と式変形され、予想純利益 > 今期純利益の条件とは、つまり増益という事なので増配を行うには、配当性向を上げるか、増益を達成するかしかなくなるのである。
これは、かなり難易度が高いように感じる。
一番のデメリットとしては、このDOE政策をやめるというニュースがもし流れた時にそのニュース自体が一番のデメリットであると考えられる。
ブログ方針と自分の投資歴について
今更感はあるが、一応このブログの基本方針みたいなものを書く。
今年の12月に株のオフ会に参加することになったので、そこでも自分の経歴をすらすらといえるようにここでまとめとく。
自分のブログも紹介してコメントもらいたいし、それも目当てで。
*文字数が1万字を超えているので、読む方は注意してください。
- ブログの方針
- 今までの投資歴
- これからの展望
- 最後に一言
ブログの方針
自己紹介 (2019年10月時点)
投資経験としては、「日本株中期投資」「FXデイトレ」「仮想通貨取引」をメインに行ってきています。
今は、ほぼ日本株一本で勝負して、これからも株式投資をメインに投資活動を行っていく予定です。
投資の知識としては、「インデックス投資」「外国ETF」「外国株投資」「不動産賃貸業」「ソーシャルレンディング」「投資信託」「REIT」「国債及び政策金利」「社債」を勉強したことがあり、この辺に関しては、ある程度基礎的な部分は話せると思います。(ですが、詳しくはないです。)
将来的には、上にあげた金融商品も買う予定ありです。
自分は、2015年12月から20歳になったという事で株式投資・FXから始めました。勉強自体は、その半年ぐらい前から行っています。
ということで、現時点でほぼ4年弱ぐらいの投資歴。
ちなみに、自分が株式投資で+50%以上を取れた代表銘柄は、日本マクドナルド、Sony、ユニゾHD。(大型株多い...。)
それ以外にも微益だったのは、連続増配株としてシーゲル流投資家に有名なプラップジャパンを買ったり、ジャパンミートのIPOに参加したり、みずほでデイトレしてたりしてました。
自分が株始めたきっかけは以下の記事
株について、もっとしっかり語りたいんよなぁ...。もっと精進せねば...。
アベノミクス相場の後に参入したことから、上昇相場ばかりを見てきて育ったので、基本的にリスク資産のポジション比率は常にフルポジである事が多かったです。
自分はそもそも投資始めた時から、マクロ経済の分析が苦手なのでマクロ経済の分析は賢い人に任せようと考えています。
ただ、投資の出口戦略として資産が数千万円を超えてくると、資産の上手な切り崩しのために「シーゲル流投資法」を混ぜていく可能性があるので、将来的に資産が大きくなってくれば外国株も買う予定があります。
そのため、為替リスクに対応できるように、マクロ指標に敏感な為替関しては常に知識をブラッシュアップし続けてはいるつもりです。
(株メインの今ですら、ごく稀にFXしてるし)
ブログの目的
このブログは、自分が今までインプットしてきた知識等をアウトプットすることで、投資スキルをブラッシュアップしていくことが目的です。
過去記事に、プログラミングや学問的な話もしてますが、今後は、ほぼ株関連のみの更新になると思います。
読者の方へ
このブログは、読者の方が最低限、自分程度の投資レベルはあるという前提で書いているので、初心者向けではなく、恐らく、中級者向けの内容になっています。
(自分の投資レベルを中級者レベルというのはおこがましいですが、少なくとも初心者レベルは脱したと思っています。)
なので、自分よりもレベルの高い上級者の方にこのブログを紹介してコメントをいただきたいというのが正直なところです。
ブログで更新していく内容
・PF考察 (いつかやめるかも笑)
・銘柄分析 (これをメインにしていきたい)
・自分の市況感 (素人の妄想ですが...。)
・目標進捗状況 (気まぐれで載せることにします)
今までの投資歴
2015年: 投資知識のインプット時期
6月~11月: 株式投資を始める事を決心し勉強する
当時やたらと、株は「下がったところで買って上がったところで売る。」という言葉しか投資については知らなかったが、アベノミクス相場後期でかつチャイナショックを見て、「あれ?今下がってね?株始めようかなぁ。」と漠然と思っており、種銭ためて始めよう。と決心した時期。
12月: 株式投資を始める
当時、大学2回生の一番忙しい時期かつ全然お金がなかったので、この年はとりあえず種銭をつくることのみを目標として、とりあえず2015年は、アルバイトで100万円稼いで30万円を貯金した。
2016年: BrexitとPokemon Goで微益
1月: マクドナルド 「不祥事は買い」戦略
今にして思うと、12月決算・配当優待権利落ち、アベノミクス後期、チャイナショックの後という惨憺たるマクロ悪化の後かつ
マクドナルドの相次ぐ不祥事でかなり痛んだ財務になっていたが、当時の自分はそこまでよくわからず取引していたので、何も考えず、迷わず購入。
(たぶんちょっと前の状況でいうと、吉野屋株を買う感覚かな?)
今、思うと当時の2月ぐらいに出た決算をもし読めていたら売っていたかもしれない。
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/26/20170206/140120170206492082.pdf
自分は、高校生の時から結構マクドのヘビーユーザーだったので、安く優待手に入るなぁ。とか思いながら無心で買っていた。
しかも、Twitterで異物混入画像とか流れてたけど自分が今まで食ってきた中で異物が入ってることなんか1度もなかったから、その情報ほんまかよ?合成ちゃうん?って思いながら眺めてた。
あと、30万円で始めたので単元が25万円ぐらいでギリギリ買えるレベルだったので2500円台で100株購入。
おばあちゃんもたぶん自分が買った少し前の2015年12月ぐらいにマクド買っていておばあちゃんは、マクドいかんから優待をくれるんやけど、2015年の12月分の優待は、おばあちゃんの分だけやったけど、2016年6月の優待権利分は自分の優待もあって、おばあちゃんの優待もあって、その後かなりマクド行った記憶がある笑
2月~5月: 主にFXの少額取引で遊んでいた
とりあえず、マクドを買った後はPERとかPBRとかチャートのテクニカル分析とかの株とトレードの基礎を学んで、トレダビとか、FXでポチポチして遊んでいた。全くこのころはお試し期間とかみたいな感じで、ほとんど取引はせず過去の事例の検証とか投資哲学的なことを学んでいた。
スタイルだけは決めていて、大暴落した株をおもっくそ拾ったんねん。というスタイルとだけ決めていた。
6月: Brexit投票前後でのFX取引と株式投資
6月中旬は、一旦マクドを売却してFXのスキャルに挑戦した。
Brexitの投票日(確か、日本時間で2016年6月24日の午前中ぐらい)は、スキャルピングで、殺人通貨として有名なポンド/円をメインに1日で資産-10%~+46%ぐらいをうろうろしていた。
今思うと、1日でこのボラって凄いことしてたなぁ笑
しかもFXは、デフォルトの口座開設で最大レバ25倍の信用取引が出来るので人によってはとんでもないボラだと思う。
当時、JRで人身事故が多かったのってもしかして...。思い込みすぎか。
結局、この日のFX取引は資産+20%強でおしまいにし、休憩。土日で作戦を考えたが、今後ポンド円がどっちに行くかわからず、FXの取引はこれ以降難しいと判断したので、また株式投資に戻ってきた。
Brexitの国民投票の日が、日本時間で6月24日(金)で、6月決算のマクドは、権利確定日がギリギリ週明けの6月27日(月)だったので、優待貰うためにマクドを買いなおした。
あとは、FXの利益分を何に投資しようか考えていたら、少し前に友達とタカラトミーのアプリ開発の話で盛り上がり、かつ縁起が良さそうだったので、770円台で100株購入。
当時は理論なんて無視で、死ぬほど雰囲気で株をしてたのでめちゃくちゃ恥ずかしい...。(まぁ、今も雰囲気で株してるけど...。)
7月: マクドナルドを売却・sonyを購入
「いつマクドの優待来るんやろなウェ~イ」って思ってたら、マクドがポケモンgoのスポンサーになったというニュースで、マクド株が確か10%ぐらい?その日だけで急騰して、別に業績に関係なさそうやのに急騰したので3600円台で利益確定。
そのあとは、5月ぐらいからSonyが2015-2016年の業績を発表する決算でPLが黒字化したことを確認しており、もともとかなりリストラしているというのは聞いていたからその効果かなぁと思っていた。
そしたら、7月末に以下の決算が出て、前年同期比74%の減益という明らかに悪い決算が出たんだが、なぜかチャート見たら上がってたこと、
「これは何か、謎の力が働いているに違いない。」という事で、1週ほど前に売却したマクドナルドの単元とほぼ値段が同じであったことも追い風になりSonyを3200円台で購入。
当時出たSonyの決算内容 H29 1Q決算短信 (7月公表)
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/61/20160729/140120160729462327.pdf
9月: タカラトミーを売却・ビットコインを購入
タカラトミー買って上がったはよかったけど、次に起爆剤になりそうな材料が全然出てくる気配なかったので、どうしようか迷っていた頃と同時期ぐらいに、ビットコインと出会う。
8月にタイに行く前に、どうゆういきさつか忘れたけど、ビットコインの存在をネットで知った。東京オリンピック銘柄でOKIとかを調べてた時にも出てきた気がするけど。
技術が自分の専攻である情報系の技術だったので非常に興味を持って調べていたところ、その後にたまたまテレビで「サトシナカモト」と「ブロックチェーン」と「ビットコイン」についての特集がやっていた。
さらに、9月に小中学校の友達からネットビジネスのMLMに誘われたときに、面白半分でセミナーに行ってきたところで、その友達のメンターみたいな人と話す機会があり、「僕、株式投資とFXやってるんですよ。」と言ったら、「そうなんか、俺は日経平均の先物とビットコイン持ってるんやけど知ってる?」みたいな話になったときに、人生で初めてビットコインを持ってる人に遭遇し、ビットフライヤーで購入できることを知り、適当に3ビットコインを買ってみた。てか、今思うと日経平均先物wって感じやけど。
なので、2016年8月に初めてビットコインを知ってから9月末までにビットコインというワードを別々の場所で5回ぐらい聞いたが、当時、誰も友達で知っている人いなかったので、株を買ったとかの情報は共有してる人がいたけど、ビットコイン買って損失出したら恥ずかしかったので、こっそり買っていた。
2017年: 仮想通貨取引とSonyで爆益
1月: ビットコインを売却!!!!!?????
確か、2017年の年初に中国人民元が暴落して、中国政府が自国民が中国元を外貨にかえられないように規制をかけたおかげで、逆にその資金がまるまるビットコインをはじめとする仮想通貨に流れ、前日ぐらいまで確か9万円台?だったビットコインが13万円ぐらいまで上がってるのを見て
「は???何があったん???」と思いながらも、とりあえず、ほぼダブルバガーの12万円台で利益確定した。
今、ビットコインのチャート調べたら当時高値は11万円台ぐらいになってるんだが、これおそらく取引所によって変わる値だと思われる。当時、仮想通貨のアービトラージとかも流行ったぐらい、取引所によって同じ仮想通貨でも値段が違ったりしていたので。
これが自分の人生で一番の愚行だと思ってる。まさか、この後240万円/1BTCまで上昇するなんか夢にも思ってなかったwwwww
これ、冗談抜きでめちゃめちゃ悔しい!!!
確か、2017年って仮想通貨元年みたいな感じでもてはやされ始めた時期なんよな。
その後もこの年はかなり仮想通貨のトレードをメインに行っていた。
そのため、この年は株から少し離れる。
5月: 研究室の友人にアルトコインを教わる
研究室の友人がXRPを3円台で購入していた?(記憶があいまい)話を聞いて、もともと自分はBTCの取引もしていたことから、ETH、XRPのすばらしさを知り、購入やトレードで遊んでいた。
この時期は投資家ではなく自分は、投機家になっていることは分かっていたが、それでもいいと思いながら投機していた。
12月: Sonyを売却
Sony、最初はよくわからんまま「リストラは買い」という事で購入したが、購入後に半導体事業のスマホのカメラに使われるイメージセンサが中国で市場を伸ばす大口顧客のファーウェイを味方につけ、非常に好調、さらに、東芝がポシャったときに、東芝が事業売却をしたイメージセンサ事業を安く買えたことから規模の経済性を活かすことが出来た半導体関連投資の成功。
さらに、現在の稼ぎ頭であるPS4の事業のサブスクモデルに見られる高利益率化を達成することができ、成長を見届けたので満足する業績になった。
また、半導体事業がシクリカル事業であるので、そろそろ手放してもいいかなぁと思い売却。(この辺でも、まだまだ雰囲気で投資してた。)
今チャート見てもわかるように、当時5000円ぐらいのところでジャンピングしてる笑
正直、これ以上の展開は読めなかったので、現在がシクリカルのピークと勝手に判断し、当時はバリュエーションも割安状態かどうかが判定できなかったこと、利益出てるしえっかってことでジャンピング利益確定。
また、当時は結構日経平均が強く、2018年の1月に24000円台を付けることになる。
2018年: 仮想通貨取引と高金利通貨で爆損
この年は、年間リターンが初めてマイナスになった年
この年は、何やっても負けてた笑
下の記事の今までの大きな失敗の2と3に該当する失敗をした。この年から中途半端についた知識を使い出して、そのせいで木を見て森を見ずの状況に陥り、損失を出すことが多いスランプの時期に入った。
投資知識を何も知らず優待目的で買っている人に投資信託が負けるみたいな感じだと思う。
1月~3月: 仮想通貨取引から撤退し、高金利外貨スワップ投資へ移行
仮想通貨取引を2016年9月から始めて、ちょくちょく買っていたが、最後の方に買っていたポジションが損切りラインを切ったので、仮想通貨の全ポジションを利益確定とともに損切り。
ここで終わっていたらよかったんだが、下落が止まったと錯覚した場所で資産の半分ぐらいをもう一度突っ込み、さらに、当時持っていたコインチェックのXEMハッキング事件から口座と取引が凍結され、その間に大暴落。結局、買いポジションが、-40%の下落をくらい全ポジションを損切り。
年初から資産全体でみると20%程の大損失を食らった。損失額は、投資を始めてからこの記事を書いてるまでで一番大きい額となった。
仮想通貨取引自体は、トータルで見たら余裕でプラスではあるが、なかなかメンタル的にキツかった。
さすがに、ここで逆張り投資は危ないと判断し、仮想通貨取引からは撤退した。
仮想通貨の一番の欠点は理論値がよくわからないところにある。
この時期ぐらいから、学部時代の卒業論文が異常なほど忙しくて死にかけてたこともあり、投資期間を短期・中期から、中期・長期にシフトせねばならんなぁ。と漠然と考えていた。
そこで、色々と調べているうちに中期・長期投資は「高配当投資」がいいみたいな情報が入ってきたので、このあたりから今まで全然見ていなかった配当の指標を見始めるようになった。
(これまでは、冗談抜きで配当利回りとかガン無視で投資してたので、今にして思うと逆に凄いと思う。ちなみに、この時期まで配当利回りの計算式すら知らんレベルやった笑)
さらに、全ポジションがキャッシュになり、日経平均も見た感じ高そうだし、次は何に投資しようかと色々金融商品を調べていたところ、トルコリラと南アフリカランドが政策金利7%とか8%とかゆうのを見て投資してみようかと考え、投資家界隈では有名なあの複利のグラフでシミュレーションをしてみた。
4月: 世界で一番この通りならないグラフの真実に気付く
トルコリラや南アフリカランドの高金利高インフレ通貨のスワップ投資をしていたのだが、高金利ということはインフレがすごいので、政策金利が変わらずともインフレが進めば進むほど(円高に進む。と同義)スワップ収入が小さくなるというトラップに気づいた。
高金利通貨のスワップ金利を日本円に変える際に、円建て換算すると円の価値が高くなってしまっているので、1週間前よりも円に戻せる額が小さくなっていくという恐ろしい事実に気づき、すぐに「FX スワップ投資 デメリット」と調べたところ、同様の説明が載っており、この投資手法は失敗であることが判明し、撤退。
以降、社会人になったときのために長期投資の勉強を行うために、高配当投資の勉強を始める。
ちなみに、高利回り通貨のスワップ投資(FX)と高配当投資(株式投資)の違いを説明しておくと
・高利回り通貨は、チャートが右肩下がりになればなるほど(円高になるほど)利回りが落ちる。
・高配当投資は、チャートが右肩下がりになればなるほど(株安になるほど)利回りが上昇するので、似て全く非なるもの。
ここからしばらく、株を始めてから初めてポジションを持たない時期が続く。
この間は、論文誌投稿、研究室の教授の研究のパシリ、来年の就活向けての準備で、忙しい時期が続きインプットで精一杯の時期が続く。
12月: 日産自動車・三菱商事を新規購入
この時期に、日経平均が大幅に下がったことから復活するなら今かなということで、久しぶりに参入。
これまでは、常にフルポジだったのだが、2回連続で大きな失敗を続けたため、キャッシュをかなり増やして取引していた。以下の記事でも当時のチキン具合がわかる笑
ゴーン氏の不祥事で大幅下落&高配当銘柄である日産自動車を拾った。
また、高配当銘柄でかつ、累進配当政策を実施している三菱商事を新規購入。
2019年: 社会人向けの投資スタイルの確立
1月~2月: 特に大きな取引はなし
就活と学期末などなど、イベントが多くインプットに徹する。
実はこの時期に、三菱商事のリバウンドが良かったので少し売ってしまっている。
3月: 日産自動車を全売却
この辺りからは、ほぼ完全にこのブログに記録を残してるので、そのまとめになる。
以下記事の「日産自動車から配当金が入金された」と、言っているように、日産自動車を権利落ち日後に全売却。
かなり底で拾っていたこともあり、配当分とキャピタルで微益だった。
就活も終わり、この時期から今までよりかなり本格的に株の勉強をもう一度やり直す。
4月~5月: 高配当分散投資を実践 & この手法の難しさを知る
この時期は、高配当な銘柄を集めることに徹していた。
この時期は、高配当銘柄を分散投資する手法を実践していた。しかし、KDDIのキャピタルゲインが、約2ヶ月で2400→2800ぐらい取れたので、やっぱりキャピタルの方が早くね?となる笑
この辺りで高配当銘柄を長期ではなく、配当目的の投資家の買い支えでサヤ抜きする「高配当アービトラージ」という手法も知る。
しかし、この高配当投資で稼ぐのは、意外とめちゃくちゃ難しいことが判明。
そもそも、今から考えたら当たり前やけど、配当金って
・どうせ配当金も再投資するのに、配当金を貰った時点の税金でパフォーマンス0.8倍になる。つまり、配当を貰うたびに複利の分のパフォーマンスが0.8倍ずつ減少していくので、そもそも株式投資で重要な複利を活かすという性質とマッチしていない。
・高配当銘柄は成熟企業が多いため、低成長銘柄が多く株価が上昇しづらい。
・高配当投資は減配が一番の天敵だが、他人よりも早く減配になるかどうかを予測するのが難しすぎる。この辺は、自分の会計の知識が、市場参加者よりも明らかに下である。自分が減配すると判断できるようになった時には、プロは既に売り切って株価下落している可能性が高い。
・バリュー株投資を勉強してから理解したが、配当金は株主資本から削って払われるので、純資産法で見た時、企業価値が権利落ち日に高配当銘柄の方が大きく落ちてしまう。
さらに、市場には以前の三菱商事のデリバティブ不正の時にニュースが公表される前の違和感のある値動きみたく
企業のインサイダー情報を持ってる大口も参加してるので、自分はババをひかされる可能性が高い。
6月: 投資スタイルをバリュー株投資に変えることを検討 & 不動産賃貸業の勉強を始める
この辺りで、また自分の投資スタイルに自信がなくなってきたので、そもそも投資スタイルに関する勉強を行っていた。
そこで、以前から気になってはいたバリュー株投資と不動産賃貸業の勉強を始める。
この時に不動産賃貸業の本を20冊ぐらい読んだので、今はある程度不動産賃貸業の基本的な話も出来る。
この時期に、今年最高のパフォーマンスを上げた、ユニゾHDを優待・配当・資産バリューの長期枠として新規購入。
7月: バリュー株投資へとスタイル変更
不動産賃貸業も銀行から借金を出来るという点が魅力的に感じたが、社会人になってから融資を引きやすくなってからでもよいかなぁ。
と考え学生の間は、株式投資を極めることを決意。
また、不動産賃貸業のネット利回りは、1~1.5(%/月)であるという事を知り、年利であらわすと、大体12~16(%/年)ぐらいになるとある程度本読んだ経験から判断した。
さらに、不動産賃貸業は、
・このネット利回りから修繕費用などの特別支出が発生し利回り低下があること。
・自分の名義で借入を行う「借入リスク」があること。
・自らの借金を家賃収入という形で居住者に払ってもらえること。(メリット)
それに対し、株式投資は、
・不動産賃貸業のネット利回りとはまた別の指標ではあるが、ROEで自分の投資資金に対しての利回りをある程度予測できること。
・企業が借入をしてるので、自分でレバレッジ取引、借入を行わずとも、投資先の企業がレバレッジ取引を行ってくれていること。
・不動産を素人である自分が買わずとも、優良不動産やそれを得るためのネットワークを保有している会社、さらに自分で投資用銀行から借金せずとも、バックにメガバンクが控えている「不動産株」を買えばよいのではないかということ。
これら様々な、Risk・Cost・Rewardのバランスを考えた結果、不動産を買うのではなく、REITや不動産株を買えばよいのではないかという事で、「ユニゾHD」を買い増しした。
同社は、
・2019年の実績ROEも11.9%で資金効率もよく、増資を連発してたことで株価指標も割安だった。
・HISが筆頭株主になっているという株価上昇のカタリスト持ち。
・売上高営業利益率30%超え、営業キャッシュフローマージンも20%超えの高水準。
・不動産含み益だけで約2000億円以上あったにも関わらず時価総額600億円だった。
・東京駅八重洲ビルの一等地を保有しており、バックにみずほ銀行が控えていることから、自分で不動産に投資するよりは、利ザヤを稼いでくれるだろうと判断。
・配当利回り+優待利回りが5~6%程あった。(ユニゾホテルの優待貰いたかったなぁ...。)
しかも、直前まで行っていた高配当投資法に若干引っ張られていたので、配当利回りが5%を超えている同社を特に迷わず買い増しした。
今まで投資手法についての勉強をそこまでまじめに考えて行うことがなかったので、この辺りから木と森を同時に見れるようになり始めて、株式投資が人生で一番楽しく感じる無双モードに突入。
この時期に更新した投資スタイルを確定内容
8月: 逆イールド発生による相場急落 ここで一気にポジショニング
8月の中旬でアメリカ国債の短期長期利回りが逆転する「逆イールドカーブ現象」が発生した。
この逆イールドは、過去のデータによると、1988年以降に3度、10年債と2年債の逆イールドが起こっているそうで、その1~2年後にリセッション(景気後退)が起こっている。
しかし、この記事にあるように、逆イールドが発生した後にすぐに景気後退となるわけではなく、FRBが利下げを行うなどのカンフル剤注入を行うことで、リセッション前に最後にあがいて、打ち上げ花火を上げてからリセッション入りするらしい。
これらの情報から今のうちに買っておいてババ抜きしようと考え、今年はなかなか買い場がなかったが、今がチャンスという事で7月と比較してポジション比率を40%程上げる。
7月末PF
8月末PF
9月: 権利確定月と米中貿易戦争延期による株価上昇
今思えば、シクリカル銘柄ここで売りはたいてもよかったなぁ。と思わなくもないが、リセッション前のカネ余り相場で値上がり見込めなくもないなぁ。と考え、ダラダラ持ち続けている。
この月は、ユニバ以外の4銘柄から配当・優待の権利を取得。
10月: CP比率がほぼ0%へ
リセッション前に、トランプさんと阿部さん(日銀)が最後にカンフル剤をうってくることを期待してCPをほぼ全て株への買い付けにあてた。
ただ、今後予想されているリセッションを見越して、CP比率を年齢%まで上げようと考えている。
一番売る可能性として高いのは、保有銘柄で一番難しく、円高の影響を受けやすいと考えられるユニバーサルエンターテインメントを売却することでCP比率を上げようと考えている。
これからの展望
投資スタイルについて
ここ2年間でもう一度基礎に立ち返り、企業の資産内容を読む能力と株主還元政策について以前よりも強化したので、市場でついてるpriceと企業の本質的なvalueの乖離値の収束を狙いに行く手法であるバリュー株投資を軸に戦っていくことに決めた。
今後は、バリュー株投資を軸に割安・小型成長株やモメンタムバリュー株にも手を出そうと考えている。
実際に今分析している企業は、キャッシュリッチな小型成長株にあたる企業だと思っているので、バリュー株で得た知識を他の投資手法にも活かしていきたい。
好みの銘柄
基本的にビビりなので、財務状況が良好な銘柄が結構好き。
財閥グループなら多少、財務がパンチ効いてても、自分が親戚から金借りてるイメージなので買う事あり。(三菱商事・三菱地所・ユニゾHD然り)
初心者の頃は、右も左もわからなかったので大型株をメインに売買してたが、これからは、投資に慣れてきたこと、社会人の給料パワーで投資で損失を出しても資産の損失をカバーできる能力が、今まで以上に高まることから、リスク・リターンが大きい小型株をメインにしていきたいと考えている。
実は秘策あり
本当はここに書きたいのだが、自分ならではの秘策もある。しかし、ネットにあげるべきネタでないようにも思われるので、半年後にこの内容だけをまとめてブログ更新しようと考えている。
リスク管理の方法
リスク管理の方法は、
・銘柄選び→個別リスクに対応
・CP比率→市場リスクに対応
・セクター分散→やりたいけど出来てない 笑
以上3つをメインに行っているが、バリュー株を選んでいる時点で個別リスクが非常に小さいので、CP比率のみで対応していこうと思っている。
セクター分散は、今月中には行わなければいけないと考えている。今のPFが若干シクリカル寄りなんよなぁ...。
恐らく、今月中に1or2銘柄入れ替える予定。
最後に一言
これからも、投資スキルを上げていく一環でこのブログを再開しました。
興味のある方、冷やかしたい方、アンチ、どなたでもウェルカムです。
今後、オフ会などで出会うであろう投資家の皆さま、よろしくお願い致します。
マクロ指標 日経平均PBR
更新〜
今日は、自分が投資始めてから今までの日経平均PBRに関するマクロ指標の話をする。
自分は、日経平均PBRを日本株の底かどうかを確認するために利用することが多いので、歴史をまとめておいて自分の無形資産とする。
この記事2か月ぐらい前から下書きにあってようやく書きあがった...。自分の無能さにため息が出る...。
リーマンショックからの日経平均と日経平均PBRの歴史
日経平均PBRとは
そもそも日経平均PBRとは、通常の個別株でのPBR = 株価 / BPS (一株あたり純資産)の計算を、日経平均株価 / 日経平均BPSで計算するものである。
個別株でもあるPBRの日経平均株価バージョン。
今回利用したサイトは、「投資の森」の日経平均PBRチャート。
リーマンショックからの日経平均株価と日経平均PBRの推移
この1枚から読み取れるのは、
・日経平均株価はアベノミクス後(2013年以降)にも上昇している。(恐らく、日銀の買い支え)
・日経平均PBRはアベノミクス初期は上昇しているものの、2015年上半期 PBR = 1.6(倍)をピークにその後は下落トレンドにあり、直近ではPBR = 1.0(倍)にタッチしたりしている。
・現在の相場で暴落論を繰り広げている人もたくさんいるが、リーマンショック前のバリュエーションPBR=2.0(倍)までは程遠い評価を受けている。
・今の日経平均で、PBR=2.0まで上がると、日経平均株価は約40,000円まで上昇することになる。
・今の日経平均BPSから考慮すると、リーマンショックの大底級のPBRまで下落すれば、日経平均株価は約17,000円まで下落すると想定される。
この期間に日経平均PBRが急落した局面
2008年9月: リーマンブラザーズの倒産を皮切りに損保会社AIG(米)が危機に
2008年9月
日経平均: 8276
日経平均PBR: 0.98
リーマンショックが起こったときを調べると2008年8月だったので、案外リーマンブラザーズが倒産した時はそこまで減少してなかったんだなぁ。と今見て思う。
その1か月後に米損害保険大手のAIGが経営危機になり、その時のショックが大きいのだと判明。
ただ、この時ですらPBR0.98なのかと驚愕。
2009年3月: リーマンショックから半年後
2009年3月
日経平均: 7569
日経平均PBR: 0.84
相場のアノマリーとしてよく底打ちは暴落の半年後と言われているが、まさにそのアノマリーが適用された例であるように思われる。
2011年3月: 東日本大震災
2011年3月11日(金) 東日本大震災後の暴落
2011年3月
日経平均: 8605
日経平均PBR: 1.02
たぶん、この日に大きく下げたのは、リーマンショックの時にバリュエーションがおかしいレベルで下がったので、異常な低バリュエーション値を見てレバレッジをかけていた投資家が多かったのではないかと予想。
さらに、原発事故等も起こって当時日本終わり?みたいな雰囲気漂ってたので、暴落してるのだと思われる。
2014年10月: 消費増税5%→8%への変更から半年経過
2014年10月
日経平均: 14532
日経平均PBR: 1.18
すみません。この時の下げがイマイチ何かよくわからなかったです。
投資歴の長い投資家さんに聞くことリストに加えときます。
2016年6月: Brexit(イギリスのEU離脱投票)
2016年6月
日経平均: 14952
日経平均PBR: 1.03
この時期は、一番FXでデイトレードとかしてた時期。
2015年からブログしてたので、この辺からは取引の履歴が残ってる。
これ以外の更新してないんだが...。
当時のブログ
当時は、FXのデイトレでスキャルピングとか日本株でスイングトレードしてたのを思い出す。
今でも博打性もあるが、ウォッチ銘柄がモメンタム性のある上昇を始めた時にデイトレとかしてるのでこの時の経験も活きてるなぁと感じる。
この辺からの相場感はリアルタイムで見てるので割と詳しく解説できる。
今となっては、テクニカル分析なんてなぁ...。とも思うが、当時の経験が活きる局面もあるので無しではなかったのか。
2018年12月: 米中貿易戦争勃発から5ヶ月経過
2018年12月
日経平均: 19155
日経平均PBR: 0.99
この辺りまで忙しく半年ほど投資休んでいたが、このタイミングで復帰した。
2019年に入ってからは、少しだけ戻して8月はPBR1近辺まで下がっていた。
過去の急落時の数字をまとめる
上で挙げた数字を整理するとこのような感じになる。
時期 | 日経平均株価 | 日経平均 PBR |
日経平均 BPS |
原因 |
Sep-08 | ¥ 8,276 | 0.98 | ¥ 8,445 | リーマンショック |
Mar-09 | ¥ 7,569 | 0.84 | ¥ 9,011 | リーマンショック |
Mar-11 | ¥ 8,605 | 1.02 | ¥ 8,436 | 東日本大震災 |
Oct-14 | ¥ 14,532 | 1.18 | ¥ 12,315 | 景気減速? |
Jun-16 | ¥ 14,952 | 1.03 | ¥ 14,517 | Brexit |
Dec-18 | ¥ 19,155 | 0.99 | ¥ 19,348 | 米中貿易戦争 |
Aug-19 | ¥ 20,405 | 1.01 | ¥ 20,203 | 米国債券市場 逆イールド発生 |
10%の下落は1年に2回
上昇相場でも2年に1回ぐらいは、PBR1にタッチすることが判明。
20%の下落は2年に1回
30%の下落は6年に1回
という格言を聞いたことがあるので、30%の下落をリーマンショックと考えれば、ある程度20%の下落は2年に1回というアノマリーには合ってるようにも思われる。
今後の日本株の戦略
逆イールドという現象が先月の8月14日に起こったので、世界中の偉い人たちは、リセッションが来ることを読んでいると考えることができる。
さらに要約すると、現在は景気のサイクル4つ「好況」「後退」「不況」「回復」の「後退」のサイクルにいると思われる。
素人がやるにはかなり難しいんだが、うまいことババ抜きしてやろうと考えている。
自分も日本の景気敏感株の第1Qを見た感じ、もう「後退」に入ってると考えられる。
(景気サイクルの判定はGDPとか?のようなマクロ指標で行うと思うので、企業の業績を見て判断するものではないかもしれないので、企業の業績といったようなミクロな部分では判断できない。自分は、マクロ経済に関しては為替のために勉強してが、あまり株とマクロ経済の相関は分からない。ただ、どっちにしろ以前の記事でもあげたが、前回の日本の四半期GDPは、輸入の減りが輸出の減りを上回っただけなので、実質的に考えると日本のGDPは後退してる可能性がある。)
歴史的にこうゆうときは、カンフル剤注入で最後にバブルが起こる説を少しだけ望んでいる。
しかし、もし暴落が起こっても耐えられるように資産バリュー株の保有比率を高めている。
このまとめと自分の経験から思った事
株始めたのが、2015年12月。
2016年6月は、FXトレードを行うためノーポジだった。
2018年12月は、ノーポジからの久しぶりのポジショニングだった。
2019年8月は、初めて急落した際にポジションを持っていたが、今思うと逆イールド発生した時が完全にPFの底だった。
当時のMyTrade (資産総額推移)
急落食らっても買い増し方針は変える必要なし。
ただ、暴落に耐えられるPFにするか、バーゲン時に買い増しが出来るように、CPをある程度持っておく必要もあると思われた。