【企業決算】安田倉庫の中間決算を確認
保有株である安田倉庫の中間決算のチェックを行う。
安田倉庫中間決算まとめ
端的にいうと、増収増益で普通にいい決算だった。
PL
前期+50%とか、かなり増益だったのにその実績を今期は10%以上上回る増益となっている。すげえな。
項目3の今年度末の業績予想は、特に変化なし。配当も特に修正なし。後半の業績もいいとワンチャン上方修正きそう。
過去5年分の情報を見ると、この会社かなり保守的な予想を出すことがわかる。かなり上方修正の回数が多い。
項目2の配当予想も特に修正なし。
ここで、前年の増配がいつだったのかを確認すると、中間決算ではなく期末決算の短信だった。
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/40/20190509/140120190509418750.pdf
安田倉庫は、配当政策に関して三菱商事やオリックスのようにはっきりとした政策がないので、そこに関しては若干不安が残るが、現状は業績も良いので心配するほどの事でもないと判断。
リーマンショックの時にもほぼ無風状態。
ちなみに、リーマンショック前後のPLリーマンショックは以下。
(2008年夏なので、平成20年と同じ。)
これ見て気付いたが、かなり前から14円配なのに気づいた。
この会社、バリュー株の典型というぐらい業績と資産面からみると明らかに株価は割安であってかつ、業績の安定性も抜群なのに株価が上がらないというバリュートラップ銘柄だと思う。
正直、もうちょっと配当出してもいいと思うけど...。
財閥グループやねんから、全然配当性向30%ぐらいまで上げれるやろ。
あり得るカタリスト
この会社があり得るカタリスト一覧としては
MBO
・時々、ToSTNeTで自社株買いしてる。
・特に増配もない。
・株主優待も出しているが、時価総額的に東証1部の条件変更に適応できるかどうか怪しい。
横浜IRの実現
横浜IRが実現すれば、安田倉庫が保有している土地の含み益がバブると予想。
配当性向の引き上げ
配当性向の引き上げで配当利回り上がるなら、永久債権として死ぬまで持つかも。
保有資産の売却益
後述するが、安田倉庫は資産バリュー株なので、もし含み益の乗った資産を利益確定すれば、すさまじい特別利益が出る。
BS
安田倉庫は、資産バリュー株として保有をしており、純資産におけるヒューリックの持ち株の影響が大きいのでBSも確認。
投資有価証券の額は10億円だけ増えており、ほぼ変化なし。
~以前の安田倉庫の更新記事~
以前の更新で、時価総額274億円にたいして、不動産含み益だけで202億円あるとかいている。
もし、不動産含み益が下がってるなら、ヒューリックの株価も先に下がりそう。
しかし、投資有価証券の額がそこまで変化していないという事は、特に不動産含み益の状況ももまだ特に変わってないと判断した。
これらをみた感想
・持ち株の中での業績の安定度は、ずば抜けて1位だと思っているので、当面は株価が下がれば下がるほど買い増し予定。
まとめ
保有継続!!!
とりあえず、今の相場は上がるか下がるかよくわからないので、不動産バブル起こったときのために持っている資産バリュー × ディフェンシブ銘柄の一つ。
むしろ買い増し苦手やから、株価下がれ!!!