ガチホ〇撲滅教

人の行く裏に道あり花の山

『PERとかEPSとか』 株初心者が株について語るvol.2

今週の更新するぞ〜

今週から目次をつけることにした。

理由は、後で自分が見返しやすいことと、その時の時短になるから。

目次のつけ方は、このサイトを利用させていただいた。ありがとうございます。

 

seaotterman.hatenablog.com

 

基本的に、暇でもなく忙しくもなければ、今後は土曜日に更新していこうと思う。土曜日は、基本的に夕方以外は予定を空けていることが多く、午前中に記事の更新ができる上に、1週間の平日の振り返りをするのにもちょうど良いと感じたからである。

もう一つ理由がある。最近気になって自分の中での問題に感じていた、「スマホのインターネットブラウザのタブ開きすぎ問題...。」これを解消したいのである。どうせ、後で見ねぇだろ笑

なので、土曜日にタブを全て消して、代わりに開いたタブで気になったニュースやワードだけをブログに書き残すことにした。 

 

 

今週の個人的気になったニュース一覧。

 

1/8 武田薬品工業が、シャイアーの買収を完了。

違和感のある日本の時価総額ランキング...。武田が6位...。6兆円...。

SBG(ソフトバンクグループ)だけでなく、SBもいるw

f:id:seiyafield:20190112153902p:plain

 

シャイアー買収前の武田の時価総額は確か3兆円ほどで、 ポンド換算でシャイアーの方が武田より時価総額が高かったため、当時非常にバッシングを受けてた記憶がある。(確か、シャイアーも日本円で約3兆円ほどだったと思う。)

 

1/8 IBMが両氏コンピュータを商用化

gigazine.net

 

1/11 オリンパス 4/1付けで社長交代。

www.nikkei.com

 

この辺のニュースが今週の個人的気になるニュース。量子コンピュータとかは、自分の専攻分野に関連のある技術なので今後も動向が見逃せない技術である。今後の展望に目が離せない。

 

今週の気になったワード一覧

帝国データバンク

兵庫県上場企業本社時価総額ランキング

・GNT(グローバルニッチトップ)

アベノミクス, 円安

・日銀, ETF, 増えすぎ

・看護師, 将来, 余る→在宅看護に向かう

 

PERとかEPSとか(四季報にも載っている指標の解説)

今日の更新は、四季報にも載っている株価の指標。以前のスクリーニングでPERとか、EPSとか先に解説する前に使ってしまったので、追っかけで解説。
ここで解説するのは
Earning Per Share:EPS
Price Earning Ratio:PER


企業が株式資産をどれだけ稼ぎに変えているかを知る指標EPS


EPSとは、Earning Per Shareの略で一株あたり純利益という意味。計算式は以下

EPS(一株あたり純利益) = 当期純利益 / 発行株式数

言葉通りの計算式。EPSが、一株あたり純利益とみた瞬間に式がこうなる事がわかる。

ちなみに、EPSを見たときに同時に見ると面白いのが一株あたり配当額。
式うんぬんとゆうよりは、企業がこの言葉で数字を出してる。

何が面白いかというと、一株あたり純利益 < 一株あたり配当額 の時は、利益を超えて配当しているので、かなりリスキーな感じがする。

さらに、この2つを使った配当性向という指標もある。

配当性向(%) = 一株あたり配当額 / 一株あたり純利益(EPS) × 100

この指標は、純利益の中から何パーセントを、株主に配当として還元しているかという事を示す指標。

この指標が100%を超えていると先の例と同じく今期の純利益以上に株主還元が行われているので注意。

 

EPSで注意すべきことは、もう1つある。毎年増益していた企業が急にある年EPSが半分近くなっていることがある。これは、単に利益が減少している可能性もあるがまず考えるのは、株式分割が行われたのだろうかということである。株式分割とは、資本金を増やさずに1株を半分などに細かくすること。EPSの分母は発行株式数なので、株式を半分に分割するとEPSは半分になる。

 

あと余談だが、株式分割をすると株価も下がる(一株あたりの価値が下がる)。これは、日本が借金だらけだと話をした時に、お金をすればいいだろうと言う人に対して、日本札を10倍刷ったって今100円で買えるものが1000円になるだけで何も解決しないと言うのと同じ原理。株式分割をすると一株あたりの価値が日本円に対して相対的に減少するのでこのようなことが起こる。

株式分割をするメリットとしては、単元株の金額(ある会社の株を買うために最低限買う必要のある金額)を下げることができるというメリットがある。ちなみに、持っている株式が分割されると、そのぶん持っている株式も倍になるので自分の持っている株の総額は変わらない。むしろ、株式分割を行うとその後の株価が上昇する傾向にある。

 

割安性をはかる指標PER


PERとは、Price Earning Ratioの略で直訳すると、価格(株価)と稼ぎ(純利益)の比率の意味。主に株価の割安性を見る時に利用される指標。
式は、以下で
PER = 株価 / EPS(一株あたり純利益)

で示される。つまりPERとは、現在の株価が一株あたり純利益の何倍であるかを表す指標だ。数字が低い方が割安と判断される。

業界、企業ごとにPERの平均値は違うので一概に何倍以下が割安とは言えないが10倍〜15倍以下だとよく割安と言われたりする。

ちなみに、現在の日経平均株価のPERは、20倍前後を推移しており、ここ数年の中では比較的割高と言える*1。次回は、日経平均株価等についての更新をしたいので、この辺に関する考察も日本経済の歴史と絡めて見ていこうと思う。

 

 

また、PERは別の見方をすると、先のPERの式を変形することで、株価 = PER × EPS(一株あたり純利益)で計算できる。

つまり、PERに変動がなくかつEPSが毎年上がれば、その裏では株価が上がっているということ(当たり前)。
この事例を、計算式と市場を合わせて考えると、
優良銘柄とアナリストが判断すれば市場が反応し、株がこっそりちょっとずつ買われる。→
株価が上昇する。→
株価が上昇するとPERも上昇し割安性が薄まる→
ある程度の期間がたち、優良銘柄の利益が上がりEPSも上昇すると、PER式の分母が大きくなるので、PERはまた下がり割安性が強まる→
優良銘柄と判断され…の繰り返しになる(こともある。)
といったような使い方になる。

 

最近は、医療機器関連の銘柄の考察をしているので、その中から上記の流れに当てはまる企業を紹介すると、

 

(6869) シスメックス

(7701) 島津製作所

(7716) ナカニ

(7730) マニー

(7747) 朝日インテック

(7749) メディキット

 

が、挙げられる。(多分もっとある。調べきれてない。)

 

シスメックスは、兵庫県神戸市本社の医療機器メーカーで、(祖母が働いてた。)試薬で利益を叩き出す強力なビジネスモデルを持っている企業である。日本上場企業時価総額100位以内にも入っている時もあるので、株やってる人なら多分かなりの割合で知っている企業である。

 

朝日インテックは、半年ぐらい前に知り、その収益力に非常に驚いた企業である。ROEシスメックス15.4%に対して、朝日インテック18.1%と驚くべき数字である。

 

毎年とまではいかないが、若干増加しているのが

(6960) フクダ電子

 

フクダ電子は、株価はかなり高いがPERは14.8と低く、発行株式数が少ないイメージがある。(EPSも上記の会社と比べると高い。発行株式数が少ないとEPSの分母が小さくなるのでEPSがあがる。)

もし株式分割したら割といい影響与えそう。

また、配当利回りも2.45%と高い。

ざっくりとした今後の展望としては、在宅看護に向かう予定らしく、今後の在宅看護市場のニーズとも一致している。

 

この指標を使う際に注意すべきことが1つある。EPSは時価ではなく、簿価(決算書に載っている値)で計算されるので、次の決算書が出るまでの期間は更新されないのが欠点である。そのため、計算に用いるEPS等はその指標がいつ出たかも考慮に入れて用いる必要がある。

 

時間があれば、今週末にもう一つ、次の記事更新したいと思う。多分無理やと思うけど笑

 

*1: https://nikkei225jp.com/data/per.php